Message from graduates

卒業生からのメッセージ

graduate School

大学院

 大阪府立大学大学院(研究生)入試は、研究計画書と面接でしたが、特に面接の練習ではUJSの先生方に大変助けられました。「なぜ日本に来たのか、なぜ本学を選んだのか、なぜこのような研究計画を選んだのか」など、大学院の先生方がどのような質問をしてくるのかを予想して、それをUJSの先生方と何度も練習し、面接に合格することができました。
 私が研究している奈良町は、伝統継承の面から見て非常に良い例であり、古典と現代が適切に融合されています。自国の文化を吸収しながら継承することで変化もさせています。日本の優れた都市景観の例から学び、中国の現代文化景観と比較検証していくことが私の研究テーマです。
 大学院では、問題を分析し解決する方法を学ぶことができますが、この点は今後の仕事に大きな助けを提供すると信じています。卒業後は、研究した知識を具体的なプロジェクトで実践し、日本のデザイン会社で経験を積みたいです。
 日本語を学び始めた当初はいつも挫折感を感じていましたが、UJSでは先生方がいつも辛抱強く、誰にでも何度も何度も教えてくれて、学び続ける自信を与えてくれました。 そして、この世界ではほとんどの人が平凡だと思いますが、目標を設定して諦めなければ、とんでもない未来が待っていると思います。
 UJSでは日本語の総合能力(特に聞く、読む、書く能力)を高めるという目的で勉強し、自宅ではN2の教科書を見て、そのCDを聞いて、主に読むと聞くに重きをおいて勉強しました。学校の授業をしっかり受け、家では自分のペースで勉強しました。その一年半で日本語力が伸びたのはもちろん、日本の生活にもよく慣れました。JLPTはUJS卒業直後の夏にN1に合格しました。
 東京外国語大学大学院では、母語であるソロン語の文法について研究しています。ソロン語は中国の内モンゴルに分布している話者数が少なく文字がないツングース系言語です。自分の民族のために何かしたいという小さい頃からの思いから、母語とそれに関連する諸語について研究することを決め、インターネットで現在指導を受けている先生の論文を拝読ました。面談後、毎週金曜日に先生と母語であるソロン語の研究を始めました。
 今後は博士になるために勉強を続ける予定です。簡単な事ではありませんが、やはり自分が興味深いことを勉強するのがいいと思っています。
 UJSで勉強していた時のことを今でもよく思い出します。先生は皆優しいけど厳しく、私はたくさんの教育を受けました。クラスメイトも皆いい人で頑張り屋でした。
 母国の大学で学んだ分野の研究科が大学院になかったので、先進国の日本で先進医療を学ぼうと、新潟医療福祉大学大学院の医療福祉学研究科で理学療法分野を研究することにしました。私にとってその分野の知識を広げられることはすばらしいことでした。
 大学院では、足関節内反捻挫に関する研究をし、公益財団法人ロータリー米山記念奨学会から奨学金を受給しました。
  現在、国立国際医療研究センター病院に勤務し、病院の用品と設備に関する業務に就いています。その経験は、将来ベトナムでも活かせると考えています。
 日本に来る以上、日本語ができないと何も始まりません。ちゃんと学校に来て、こつこつ勉強して、外国人と日本人とのコミュニケーションをとったら絶対に上手になります。来日の初期は大変かもしれませんが、それを乗り越えたら自分の力が強くなります。日本には『若い時の苦労は買ってでもせよ』ということわざがあります。若いうちにいっぱい勉強して、苦労して、失敗をしてもいいし、色んな体験をすれば人生経験は豊富になります。
 大学院の入学条件にN1資格が必要だったので、UJSでは毎日の授業に集中した以外には自分でも模擬テスト集を買ってやりながら、わからない所がなくなるまで繰り返し勉強を頑張りました。初級の勉強を修了してからUJSに入学したので、先にN2を合格した後、N1にチャレンジし合格しました。
 埼玉大学大学院では、人文社会科学研究科で中国の輸出による対日韓の生産誘発効果を研究しました。自分が必要な国際産業連関表を作成した上で研究を行ったので、資料やデータ探しをはじめ、独立で研究を完成したその過程が自分の貴重な経験だと思います。今後、困ったことがあればどのように解決していくかについて、自分が研究した際の経験がどの程度かは生かされると思います。
 大学院で修士を取得後、通信会社に就職しました。以前知らなかった通信関連の専門的な知識が身につきました。例えば、プロバイダ、MNP(ナンバーポータビリティ)などの通信ビジネスに関する知識や、光回線、Wi-Fi通信などの通信技術に関する知識です。ネットワーク化された現代の社会において違う職種に転職することになっても、通信会社で学んだ知識は大いに活かせると思います。また、貿易に関わっている会社なので、大学院で勉強した知識を生かすことができ、研究した経験も仕事に良い影響を与えていると思っています。
 UJSで大学院を目指していた頃、先生からのアドバイスで、日本語能力試験と研究計画書の重要性を知りました。そして、まずはN1に合格することだと考えましたが、その段階の私にはN1は難しいと思い、先にN2合格を目標として自分が一番弱い文法と語彙を集中的に猛勉強しました。また、日本人の先生と積極的にコミュニケーションを取ったため、聞き取り能力が大いに向上しました。UJS在学中にN2に合格した後、現在はN1に合格しています。
  千葉大学大学院では教育学研究科に所属しています。小さい頃から教員になりたくて母国で教育学部を卒業したので、教育に関する興味から現在知的障害者のキャリア教育についての研究をしています。卒業後についても教育に関わる仕事に就きたいと考えています。 日本に来て思うことは、自分の目標を確認しながら道を選ぶこと。これが最も大事なことだと思います。

University

大学

 UJSでは、とにかく会話が上手になることを心掛け、できるだけ日本人と会話をするようにしました。新聞配達をしながらUJS日本語学校に通っていたので、誰かと話す機会は学校でしかなかったからです。先生たちの質問に対して答え、また自分から質問することで会話を楽しんでいました。もちろんそれだけではJLPTやEJU などで高い点数は取れません。EJU試験の理系の勉強は大変難しかったので、このままでは大学に進学できずに帰国してしまうんではないかという焦りが出ました。それでもUJS在学中にJLPT N2に合格しました。
 千葉工業大学は面接するときテストがあると聞いていたので、日本語の勉強も理系の勉強もしっかり復習し、試験に挑みました。結果は報われました。テストはもちろん、一番のポイントは面接でしっかり受け答えができたことです。建築学科を専攻した理由は、土木技師になるために母国の専門学校を卒業し4年間就職していたので、日本の建築物を見てこれを作れる人になりたいと思ったからです。
  卒業したら、まずは二級建築士の資格を目指します。一般の住宅などの設計ができるようになるので大事な資格です。そして、一級建築士になるには必ず日本の建築設計事務所で4年以上の実務経験を積まなければなりません。まだまだ遠い夢ですが、しっかり目標に向かって目的を果たしながら頑張りたいと思います。
 日本に来てすぐ大学進学を目指しました。UJSで勉強しながら、EJUやJLPTの問題をしたり、授業以外の時間でも自分で漢字や作文の練習をしたりしました。例えば300字の文章を書いた後、先生に添削してもらうなど繰り返し練習しました。UJSではJLPT N3に合格し、その後N2 を受験し、現在結果待ちです。
  江戸川大学メディアコミュニケーション学部情報文化学科では、ITパスポートやMOSやTOEIC などの資格を目指しています。IT の基本知識を備えておくと、就職活動のときに評価され、さらに英語と日本語ができることは、就職の可能性をより広げられます。現在一年生ですが、前期の出席率と成績で奨学金を受給しました。
 大学卒業後は日本でIT系の仕事に携わりたいと思っています。 これから留学を考えている方には、目標を持っていないとあっという間に時間が過ぎてしまいますので、目標を定めて頑張ってほしいと思います。そうすれば、有意義な時間が過ごせますし、結果を出せば一石二鳥です。学校での勉強はもちろん大事ですが、日本人の友人と話したり、周りの人と積極的にコミュニケーションをとることも勉強になります。ぜひ日本での留学生活を楽しんで下さい。
 UJS日本語学校を卒業してから四年が経ちましたが、日本語学校にいた一年半の間、先生とクラスメイトと一緒にたくさんのいい思い出を作りました。今でも当時を思い出すと楽しくなるほどです。
 私は大学に進学するためUJS日本語学校に入学しました。最初自信がなく日本語の授業に対してすごく不安でしたが、学校の先生がボディランゲージを使って日本語の単語など説明してくれ、勉強の楽しさを味わうことができました。そして、大学進学を目標におく学生たちを支援するため、日本留学試験に向けて専門のクラスが設置され参加できました。そこで総合科目と数学など、日本の大学において必要な知識を習得しました。
 しかし、進学の道は平坦な道ではありませんでした。その時に進学相談に乗ってくださった先生たちに心からお礼を申し上げたいと思います。日本に来て、多くのことを経験しました。もちろん、順調でない時もありましたが、日本語学校の生活を思い出すと、勇気が出て、困難を乗り越える自信が湧いてきます。今後もUJSでの留学生活を通して得た勇気と自信を持って進んでいきたいと思います。
 UJSでは日本語の発音と語彙力を伸ばすように努力しました。例えば、日本語の発音アクセントを覚えて実際に声を出して練習したり、日本語の単語を手帳に映して電車の中で見たり覚えたりしました。覚えにくい単語でも長く見ると自然に記憶されるようになり効果的でした。JLPTはN1に合格しました。人に興味を持っていたので、人間に関する勉強をしたいと思い、武蔵野大学人間科学部に進学しました。
 大学では心理学を学び、今の仕事に大きな役割を果たしてくれています。難しいと言われている「人間関係」もうまく〈運営〉できるようになり、毎日楽しく仕事をしています。 就職活動では、全部で6社面接しました。<人>を見る会社が多かったと感じました。 大切な事は焦らず一歩一歩踏んで行くことだと思います。そして、思ったら実際に行動に移すことです。現在の会社に採用されて良かったことは 上司・先輩社員がとても優しいことです。しっかりと向き合って接してくれたり、作業サポートをしてくれたりと、自分を見てくれていることがとても嬉しいです。
 留学を考えている方へのアドバイスですが、日本語学校に通っている間を大事にしてください。<日本語>を専門的に教えてもらえるのはこの時期だけです。基礎を固めなければ、これから大学や社会での交流に大きな壁があると思います。
 人生の枠内に日本という国を考えたことは一度もありませんでした。ところが、たった一度の東京旅行がきっかけで、異文化を受容する先進意識と多様性が存在する日本という国に魅力を感じました。長期語学研修を決心し、ひらがなとカタカナを習い始めました。
 日本に来たばかりの頃はなんとファストフード店でオーダーする事さえ難しかったのに、クラスの学生達の積極的な姿勢と情熱に刺激を受け、また、先生達の指導で大学進学を決心し、青山学院大学総合文化政策学部に合格するができました。ただ試験に合格するための勉強ではなく、生活に役に立つ言語力を身につけることを目指したので、日本語能力試験にもいい成績が取れたと思います。そして、経済、社会、文化など日本生活のみならず、人生に役に立つ様々なことを習ったと思います。 UJSは自分にとって宝物のような存在です。
 私は昔から日本に憧れていて、いつか日本に留学しようと心から思っていました。 異文化を体験することは大変面白くて毎日が旅をするような感じでした。私はUJS日本語学校に一年通って大学に進学しました。UJSのすばらしい先生方がいなかったら大学進学はできなかったと思います。家族のようなやさしい先生方や友達と送ったUJSの1年間は私の人生で忘れられない大切な思い出です。
 卒業後、日本女子大学の被服学科に進学しました。日本女子大学は百年以上の歴史をもっており、多くの立派な先生方がいらっしゃいます。被服学科では繊維の素材からファッションビジネスまで幅広く学ぶことができます。宇宙飛行士の服を研究している素晴らしい先生もいらっしゃいました。また、チューターという制度もあり、一人の留学生に一人の先輩がいつでも話を聞いてくれるので、授業登録や試験などいろいろなことを助けてもらうことができます。私は日本女子大学に入っていい友達もたくさんできたし、良い環境で勉強をすることができて本当に良かったと思っています。私がこのように元気で日本での生活を送ることができたのは、私を支えて下さったUJS日本語学校の先生方のお陰であり、心から感謝しています。

Vocational school

専門学校

 中学校の頃から日本に留学したいという夢がありました。夢が目標に変わり、日本に来て日本語という大きな壁がありました。一番大事なのはモチベーションと自分の人生の道を計画することだと思います。もちろん、人生計画と言ってもこの先はどうなるか分からないし、失敗もするし、計画通りに行くわけでもありませんが、だからこそ諦めないでとりあえず挑戦しておけば、きっと頑張ったことが無駄にはならないと思っています。
 UJSの先生方は、とても丁寧に、楽しく、そして優しく授業を行い、素晴らしい時間でした。先生方やクラスメイトのおかげで私の日本語も上達し、壁を克服しました。日本語能力試験を受ける時は、主に語彙を中心に勉強しました。言葉を増やせば、読解でも、漢字でも、聴解でも合格率が高くなるからと思ったからです。UJSではJLPT N2に合格しました。 日本に来た理由も、日本電子専門学校の情報処理科を選んだ理由も、プログラミングの基礎が学べるからです。現在は、C言語、SQL、Windows Programmingなどの言語を勉強しています。2年からJavaやLinuxを勉強する予定です。とても楽しみにしています。
 基本情報技術者試験は前期と後期に別れていて、合格率は25%です。そして年に2回しか行われません。ですから、今は基本情報技術者試験の勉強を頑張っています。ストラテジー&マネージメントやハードウェアやアルゴリズムやインターネットセキュリティなどの分野に基づき、IT業界には重要な資格です。
 卒業後は日本企業でプログラマとして就職し、知識を高め、経験を積み重ねて、様々な職業で自分を試してみたいと思っています。
 私は日本に来て1回も後悔したことがありません。大変な時期もありましたが、そうやって苦労してきたからこそ、沢山のことを身につけることができました。料理も自分で作れるようになり、様々なアルバイトの経験も積み、様々な良い人と出合い、沢山友達ができ、それに自分が不足だった前に踏み出す力が上がったと思います。これからも頑張っていきたいと思います。
 日本語学校の勉強では、特に日常的に使えるものや働く上で使う言葉を重点的に吸収するように心掛けました。UJSに通っている間にN3に合格し、引き続きN2の勉強をしました。
 専門学校インターナジョナル・スクールオブビジネスのビジネス学科在学中に、日本情報処理検定協会文書デザイン(Word)検定3級、日本情報処理検定協会計算エクセル(Excel)検定2級、全国経理教育協会主催商業簿記3級、日本語能力試験N2に合格しました。
 就職活動において大切な事は、時間や期限をしっかり守る事、質問を理解して答える事、わからないことは伝える事だと思います。現在、リッツカールトンで働いています。
 これから留学する人に伝えたいことは、とにかく勉強を頑張ってください。日本語能力試験はN2以上あった方がいいです。若い時に勉強などで辛い思いをした分だけ、後で自分が楽になると思います。
 日本語学校で勉強する上で、文法も、たくさん単語を覚えるのも、リスニングも全て大事なことです。そして、日本人とたくさん会話するのも一番役に立つと思います。 私はそういうふうに勉強してきました。新しい単語もたくさん覚えました。そして、JLPT N2に合格しました。
 UJSを卒業後は、日本工学院のAI システム科で、AIシステムを使いこなせるシステムエンジニアを目指して勉強しています。4資格の取得を目標とし、python、java scriptなどのプログラミング言語の学習に励んでいます。さらに、Fin techやIoTなどの最新ITテクノロジーについての知識も深めています。
 将来は、システムエンジニアとして日本で働きたいと考えています。私は日本語が大好きです。これから日本に留学する学生へのアドバイスとして、日本語が上手になるためには、まず日本語を好きになって勉強した方がいいと思います。目標に向かって頑張りましょう。
 私は2016年4月にUJSに入学しました。最初は不安でいっぱいでしたが、先生たちの助けと優しさのおかげで安心して頑張ることが出来ました。私にとっての一歩はUJSから始まり、すべてが忘れられない思い出です。基礎がしっかりしていれば「高いところ」まで行ける。その日本語、コミュニケーション力の基礎を作ってくれたのがUJSです。
 卒業後は、通訳者になるために早稲田文理専門学校の日中越英通訳ガイド学科に入学しました。ベトナム人観光客や実習生などの役に立つ仕事がしたいと思い、「事務通訳」「貿易」「販売営業」などに興味を持って勉強し、さまざまなボランティア活動やアルバイトに参加することによって、異文化交流についての理解を深めることが出来ました。在学中は将来の就職のことを考え、サービス接遇検定3級、情報処理技能検定(表計算)3級、日本ビジネス能力検定4級、日本漢字能力検定5級を取得しました。
 そして、それまでの知識や経験を生かせると考え、不動産会社に就職しました。この会社で実習生の管理や教育を担当することになり、会社やお客様のため、幑⼒ながら両国の架橋として力を尽くしています。
 UJSで日本語を勉強して本当に良かったです。正しい日本語を丁寧にわかりやすく教えてもらい、自分の能力に応じたJLPTのレベルをアドバイスしてくれて、JLPTN2に合格することができました。進学したい専門学校が多すぎて困った時、教育体制がしっかりしていてアルバイトもでき、その上就職率がいい専門学校を紹介してもらいました。専門学校の試験や面接では、事前に必要な知識や模擬試験、模擬面接をして、良くないところを直してもらいました。そのおかげで、読売自動車整備大学校の自動車整備学科に合格することができました。
 専門学校在学中に、二級ガソリン自動車、二級ジーゼル自動車、普通運転免許、低圧電気取扱特別講習修了、救命技能認定、ガス溶接技能講習修了の資格を取得し、就職に役立ちました。2社面接し、今の会社から内定をもらいました。就職活動で大切な事は、日本語、やる気、明るい性格、仕事についての知識だと思います。仕事はすぐ理解でき、基本給料も高く就職することができました。
 高校生の時、第2外国語選択授業で1年間日本語を勉強しました。UJSを選んだ理由として、何より色々な外国人が多い六本木に所在しているのが一番の魅力でした。また、学校のカリキュラムが充実していて、語彙、読解、聴解、作文、会話などの授業が分けられているので自分が不足しているところがはっきりと把握できました。韓国では漢字を一切使わないので語彙、読解の授業に力を注いで勉強しました。
 特に、森本先生のEJU総合科目の授業が好きでした。実際に今日本で起きている色々な社会問題に関して討論をする授業でしたので、日本社会の全般的なことについて日本語を通して学ぶことができました。
 卒業後は観光専門学校(JTB)に進学し、その後外国人向けの総合生活サポート会社に就職をしました。今の会社の主な業務は、日本に来たばかりの外国人をサポートすることで、同じ外国人の立場で少しでも力になりたかったので今の会社を選びました。将来的にも日本に住んでいる外国人の方やインバウンドお客様のために自分の役割を果たして行くのが今のところでの自分の夢です。
 言語を学ぶというのは、ただしゃべったり、読んだりすることだけではなく、その国の文化や考え方も同時に受け入れることだと思います。心を広げて勉強に励むのがいいと思います。

 初めのうちは日本語全体を勉強しましたが、日本語がだんだん分かるようになってからは資格を取ることを意識し、JLPT試験の勉強にも力を入れました。UJS在学中にN2に合格し、その後専門学校でN1に合格しました。
 TES東京英語専門学校の総合ビジネス科を専攻した理由は、グローバル社会で通用するビジネス英語を学び、国際社会で活躍できる人材になりたいと思ったからです。専門学校を受験した時の英語レベルは日常会話レベルでしたが、様々なビジネスシーンでの英語表現を学び、卒業時にはビジネス会話、メール、電話対応は問題なくできるようになりました。
 そして、専門学校在学中にTOEIC 700点を取りました。就職活動では、この資格があることで自分をアピールでき、面接のチャンスも他の留学生より多くなりました。
 現在、貿易関係の会社で働いていますが、もっと力を入れて勉強しておけば良かったと思うことは敬語の使い方です。メールと電話でやり取りをすることが多いので、就職するまでに敬語をちゃんと勉強した方がいいと思います。
 UJS入学希望者の皆さん! 何も目標がなければ、ただ学校に通いながらアルバイトをして2年を過ごし卒業することになります。ですから、自分のやりたいことをぜひ見つけ、早めにN1、N2の資格や英語の資格を取得してください。社会は甘くなく、厳しいです。

Employment

就職

 子供の頃から海外で働くことが夢でした。そして大学生になって、韓国と物理的にも文化的にも距離が近い日本に興味を持ち始めました。日本で就職ができるように自分の専攻とともに日本語を勉強しましたが、日本の現地でもっと語学力を高めたいと思い、日本留学を決心しました。日本語学校を決めるに当たり、色々な情報から多彩な文化が混在している東京六本木に学校があることに興味を持ち、学校を選びました。
 UJSの授業で良かったことは、1つの教科書の授業だけではなく、色々なテーマ(会話、作文、新聞読みなど)のある授業があったことです。日本語の勉強で一番力を入れたところは辞書では分からない日本語の表現の微妙なニュアンスを理解することでした。辞書では同じ意味であっても実際には同じ意味として使われない表現などありますから。季節や時期に合わせたイベントも楽しかったです。
 卒業後は、航空業界の一員となって国と国を繋ぐ役割をしたかったので、航空業界に就職し、羽田空港で働き始め、その後成田空港で韓国系の航空会社で働きました。将来は両国だけではなく全世界を繋げる航空業界の人になりたいと思っています。
 これから就職を考えて日本に来る方々には、やはり日本語能力の話をしたいです。進学とは違って就職には国籍は関係なく、ひとりの社会人として、コミュニケーション能力が求められることが普通です。コミュニケーション能力には日本語力はもちろんですが、それだけではなく日本の社会を理解できる柔軟な考え方が必要だと思います。自分の国と違うからといって疑問に思うことをネガティヴに考えるよりも、そのままの日本の社会を素直に受け入れてみる姿勢を持つこともいいと思います。それにより、日本人、または日本で働いている外国人とのコミュニケーションが少しでもスムーズになるのではないかと思います。